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初日『イーストウィックの魔女たち』 [日記/2005年]

7月3日(日)

  連日夜を徹して進めて来たフライングの調整が終わらない。今日の午後に予定していた最終確認も再三延期され、博多座は沈痛な雰囲気に包まれていた。

  そんな空気の中で開幕した『イーストウィックの魔女たち』の初日。幸いなことに、博多座のお客様はこのショーを楽しんでくださっている様子であった。場面が進む毎に笑い声や拍手が増えて行った。
  そして迎えた1幕の最終シーン。『イーストウィックの魔女たち』最大の見せ場、フライングが行われるシーンである。

  ・・・飛んだ!

  終演後、カーテン・コールで陣内さんが話していた通りなのだが、飛行プログラムを洗練させるための時間が足りず、ややぎこちない飛び方ではあった。それでも3人の魔女たちは博多座の観客の頭上を悠々と、飛んだ。

  終わってみれば、とても良い初日であった。出演者たちはカーテン・コールで何度も何度も舞台に呼び戻された。最後は客席総立ちのスタンディング・オベーションであった。
  初日を観る為に来日していたキャメロン・マッキントッシュ・オフィスのクリス・ブレイディ氏からも「言うことは何もない!」と、最大の賛辞をいただいた。そして、「ゆっくり寝てください」とも。その時の私は、よほどひどい顔をしていたに違いない。

  『イーストウィックの魔女たち』は目に見える以上に複雑な作品である。舞台裏で支えるスタッフの数も多い。困難な条件の下で最善を尽くしてくれたスタッフ&キャストの全員に、この場を借りて感謝したいと思う。そして、いつかまたどこかで、愛すべき悪魔と3人の魔女たちに再会したい。その機会が訪れることを切に願っている。

  これで『イーストウィックの魔女たち』通信は終了である。一ヶ月お付き合いくださって本当にありがとうございました。
  次は『好色一代女』通信なのだが、稽古が始まるのはひと月先のことなので、今月はこのページに書き込む機会も少なくなると思われる。半年振りの家庭サービス月間でもあるので、どうかご容赦ください。


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コメント 11

西本由香

面白かった!お疲れ様でした。
「崩れゆくモラル」がもう本当によい!「少女の頃」もよい!
キッチンのシーンも好きだ!
兎にも角にもお疲れ様でした。どうぞ、ごゆっくり休んでください。
by 西本由香 (2005-07-04 19:20) 

明かり屋フクロウ

初日、お疲れさまでした!
これで少しの間休めるとの事。ゆっくりしてください!!
山田さんの知識には感服します。Mac2000とか・・・なんで知ってるんです・・・?
私は今ブログがログインできなくて書き込めない日々が続いてます・・・
あ!シンストCD届きました☆
まだ聞いていませんが、表紙だけで萌え~です。これで当分乗り切ります!
by 明かり屋フクロウ (2005-07-06 00:19) 

山田和也

お2人ともコメントありがとうございました。
「書き込もう」と思うと障害が発生して、書き込めずにいました。返信が遅れてごめんなさい。

博多座では、その後フライング・プログラムの修正が行なわれて、今では3魔女たちもなかなかチャーミングに飛んでいるようです。

『シンスト』のライヴCD、我が家にも届きました。このCDは、近日オープン予定の東宝芸能オンラインショッピングサイトにて購入することができるそうなので、ご興味がお有りの方はどうぞ。
by 山田和也 (2005-07-09 01:21) 

西本由香

本日『イーストウィック~』ロンドン版のCDが届きまして、聴きまくっております。が、なんだか物足りない。日本版は発売されないのでしょうか。聴きたくてしょうがない。もう一回博多に行くしかないのか…ミュージカルにここまではまったのは初めてですよ。
by 西本由香 (2005-07-11 23:46) 

olive

『イーストウィック~』のCD発売予定はないんですか?
もったいないなぁ~とてもステキなのに
ぜひ発売して欲しいです。
by olive (2005-07-12 14:18) 

ゆらこ

12日の昼公演に行ってきました!
すっごく楽しくて、たくさんたくさんパワーをもらって元気になりました。
ハードな毎日で疲れ気味だったのですが、これでまたしばらくがんばれそうです(笑
by ゆらこ (2005-07-13 08:45) 

魔世っ子

私もCD発売希望します。
特に3魔女のハーモニーは鳥肌がたつぐらい素敵!
楽曲もすべて大好きです。
ロンドン版を日本版に置き換えて聴いています。
by 魔世っ子 (2005-07-13 10:24) 

山田和也

西本さん、oliveさん、ゆらこさん、麻世っ子さん、コメントありがとうございました。

『イーストウィック・・・』は、とにかく音楽が素敵ですよねえ。このミュージカルの楽曲は、私も大好きです。
現在入手可能なのは「ロンドン版」のCDのみですが、これは私たちの日本版とは少し楽曲が入れ替わっているんですよね。
ロンドンの後、メルボルンで上演されたヴァージョンが日本版に近いのですが、これも発売されていませんし・・・。

何より、竜真知子さんの見事な日本語訳であのナンバーをを聴く事ができないのが勿体ない・・・。

私もCD発売を希望するひとりですが、ここは所詮私の個人ページです。リクエストは、博多座さんや東宝演劇部にお寄せ下さい。
その数が大きく膨らみ、ビジネスとして成立すると判断されれば、CD化は実現すると思います。

初演時に寄せられた圧倒的な声によって再演のライヴ版が発売になった『ジキル&ハイド』の前例もありますし。
by 山田和也 (2005-07-14 10:49) 

usako

こんにちは。今回、この作品に出会い、ミュージカルの虜になってしまいました。ここまで魅せて見せてくださる作品に出会ったのははじめてです。しかも日に日によくなっていました。見るたびに役者さんの疲れが目立ってくる作品も多いのに、これは全く違いました。どんどん洗練されて、みなさんとっても楽しく演じておられました。とにかくひとつひとつが細かく行き届いていました!!
 
一度目(21日)は一人で、二回目(24日)は母を連れて、当日券A席をGET。安月給のわたしからすれば、かなりの思い切りようで、この作品の魔法にかかってしまった模様。二回目陣内さんが「またきちゃりー」とマイクでアナウンスされたのを聞いて、「あ、やられた。前回、この魔法にかかったんだよなあ」とぺろりと舌を出して帰ったほど。

そして、二回行ってよかったなあとしみじみ思ったのは、この作品のテーマがより深く胸に迫ってきたことです。「ここに~♪」と最後に魔女達がうたった歌の意味が深くふかく胸に迫ってきました。「人は誰でも自分自身をで自分を彫刻することができ、その創造性に蓋をするのも、花を咲かせるのも自分。誰かに頼ることでも、誰かに認めてもらうことではない」と、結果的にダリルが教えてくれたように思いました。大変うつくしいステージをありがとうございました。
by usako (2005-07-26 01:14) 

usako

追伸です。小さなことですが、すごくかんどうしたのは、森さんがフライングの前赤のソフアーに座っているとき、こまかく細かく汗をぬぐっていらっしゃったことです。2回目見たとき、よくわかりました。あれは森さんがいちばん客席に近いところを飛ぶので、客席に汗がおちないようにとの心遣いだったのですね。いやはや愛のこもった舞台でした。
by usako (2005-07-26 01:28) 

山田和也

usakoさん、コメントありがとうございました。
楽しんでいただけたようで、私も本当に嬉しく思います。

usakoさんのご指摘の通り、この作品には大変美しいメッセージが籠められています。キャストもスタッフも、その美しさを愛していたので、舞台の隅々に「愛」が満ちていたのだと思います。

博多座での公演は終わってしまいましたが、いつかまた、どこかで、『イーストウィックの魔女たち』と再会できる事を、私も心から願っています。
by 山田和也 (2005-07-30 07:12) 

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